IR情報

営業の概況と課題

ひとりでも多くの幸せなカップルをつくるために。

(1)当期の経営成績の概況

 わが国では、厚生労働省の人口動態統計によると、出生数が死亡数を下回る自然減は11年連続となっており、人口減少がますます深刻な社会問題となっております。また、婚姻件数も60万7千組と前年より約1万4千組減少し未婚化、晩婚化が進んでおります。一方で、第15回出生動向基本調査によると、いずれは結婚しようと考える未婚者の比率は男女とも85%超と依然として高い水準にあり、当業界に対する社会的な期待は高まっています。また、結婚相手を探すお客さまのサービスニーズはますます多様化しております。
 そのような状況の中、1組でも多くの成婚者を創出すべく、「幸せな出会いを創造する」ことを経営理念とする当社におきましては、顧客満足度の更なる向上と将来の成長に向けた事業改革、サービス改革に取り組んでまいりました。

① ツヴァイ事業

 会員数の増加を目指し、新規入会者の増加と成婚以外の理由による退会者の減少に取り組んでまいりました。
 広告宣伝については、前年度よりWEBメディアの運用強化を実施いたしました。また、当社成婚カップルをモデルに起用し、交通広告や看板広告を中心とした広告展開を実施いたしました。これによりお客さまご応募数は、前年比119.6%となりました。営業面においては、各店舗で実施していたお客さまにアプローチし来店日時のお約束を承る業務を「ご来店受付センター」に移管することを進めておりますが、当事業年度には55店舗全店で実施する体制といたしました。新規入会者数は、第1四半期にお客さまのご応募が増加したことへの対応が遅れたため、上半期では前年を下回る結果となりました。しかし、8月度から「ご来店受付センター」の夜間時間帯における体制強化を行い、同時に、マリッジコンサルタントの処遇や働き方の見直しを行って、さらに教育研修も徹底したことにより、下半期の新規入会者は前年比109.6%と伸長し、年間においても前年比100.6%となりました。
 会員サポートにつきましては、2016年下半期より導入した会員ポータルサイトの機能追加やユーザビリティの向上に取組みました。また、早期に成婚以外で退会される方を抑制するための「入会3ヶ月フォロープログラム」や「出会い準備講座」などの活動フォロー強化を実施いたしました。これらの取組みにより、成婚以外の理由での退会者数は前年比94.5%と前年を下回りました。
 年間においては、退会者が新規入会者を上回ったことで、期末会員数は前年比96.5%と減少しました。但し、下半期は、会員数が微増ながら増加に転じ、会員数減少に歯止めをかけることができております。

② パーティ・イベント事業

 羽田空港での大型イベントや他社とのコラボレーションイベントを積極的に開催するなど、お見合いパーティ中心の事業モデルから体験型イベントへの事業転換に取組みました。またそれに併せ、自社会場である銀座ラウンジの閉鎖を実施いたしました。しかし、利益面での改善が計画通りに進まなかったことで、会員外イベント事業である「クラブチャティオ事業」については、2018年3月をもって事業停止する決定をいたしました。今後は、会員向パーティをより充実させていくとともに、法人・自治体からのイベント受託事業に特化してまいります。

③ ウエディング事業

 当事業年度の売上高は、前年同期比97.3%となったものの、当社のオリジナルパッケージである「定額マリッジ」の少人数プランを開発し契約会場の拡大に取り組んだことにより、定額マリッジでの成約件数は15件(前事業年度は4件)となりました。
 8月に不採算施設でありましたイオンウエディングデスクつくばを閉鎖、また収益拡大の見込めないフォトウエディングサービスを2018年4月に停止することを決定する等、事業モデルの見直しを推進しております。

④ ライフデザイン事業

 当事業年度の受託が18件(前事業年度は21件)と昨年より減少したことにより、売上高は前年同期比76.4%となりました。従来の交流ツアー型のミライカレッジイベントに加え、複合型のイベントとして、新潟ではひとつの会場に多彩な婚活メニューを用意し、お客さまが自由に移動し、さまざまな体験ができる「出会いの祭典」イベントを開催いたしました。
 また、12月に和歌山県で実施したイベントから、参加者のコミュニケーションの円滑化を目的とした婚活アプリを導入いたしました。今後の受託事業の競争力強化につなげるとともに、スマホアプリを使っての婚活サービスの研究と実験の取り組みを進めてまいります。

(2)今後の見通し

次期の業績は、下記の重点取り組みを実施することで、売上高は37億円(前年比101.3%)、営業利益30百万円(前年より2億20百万円の増益)、経常利益60百万円(前年より2億25百万円の増益)、当期純利益12百万円(前年より2億23百万円の増益)となる見通しです。

① 新しい紹介サービスモデルの導入

・ご自分でお相手を探したいという会員ニーズに応えるために、新たに検索型のインプレッションマッチングサービスを導入してまいります。
・手厚い人的サービスを求める会員ニーズに対応した成功報酬型の仲人型紹介サービスも追加してまいります。
・ライトな婚活ニーズへの対応として、検索型サービスとパーティ等を中心としたサービスパッケージを都市部、若年層を対象に提供してまいります。

② 成婚につながる適切なサポートの実現

・会員向けポータルサイトの機能充実を図るとともに、会員さまの活動状況に応じた適切なサポートが実現できる仕組みと体制を構築してまいります。

③ 広告宣伝、マーケティングの強化によるリブランディングの実施

・今後も積極的な広告宣伝によりお客さまご応募を増加させていくとともに、媒体メディアミックスを見直し、TVCM等の映像媒体等へもチャレンジしてまいります。また、広告宣伝やPR活動を通じ、お客さまにツヴァイのサービスは他社とは違い、品質が高いと思っていただけるような新しいブランドイメージを醸成してまいります。

④ 周辺事業の収益向上

・事業の選択と集中を図るとともに、事業モデルの見直しを実施してまいります。会員外のパーティ・イベント事業は、法人・自治体からのイベント受託に特化した事業モデルに変革してまいります。
・ウエディング事業は、「定額マリッジ」の更なる充実と拡販により収益拡大を図ってまいります。

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